朝が来る【ネタバレ注意】
最近Netflixで公開された映画「朝が来る」の私なりの感想文。
映画のポスターにある
あなたは、誰ですか
産みの親を名乗る者からの
「子供を返してほしいんです。それが無理ならお金をください。」
という1本の電話からストーリーが始まる。こういうの好き!!!
不妊治療の果て、特別養子縁組として1人の子供を迎え入れた夫婦と
14歳で妊娠してしまい育てられなかった少女の物語。
まずこの映画で養子縁組のイメージが自分の中でガラッと変わった。
特別養子縁組とは親が子供を探すのではなく、子供が親を探す制度。
子供たちの未来を考えるものだということ。
固定概念が覆るとはこのことかと…。
育てられない人にかわって俺たちで育てていこうという決心。
私の中では普通に妊娠して産むという決心よりも大きい気がした。
もう一方、14歳で妊娠してしまうひかりサイドの物語。
大好きな彼との妊娠は誰一人とも喜んでくれるものではなく…
彼からも家族からも猛反対。
ごく普通の家庭に見えて何かが崩壊してるように見える家庭。
田舎って都会よりも横の繋がりとかに敏感で
ちょっと道をはずしただけで地域中にその悪い噂が一瞬にして広がるイメージ。
両親とも典型的なそのタイプなんかな?っていう印象。
14歳での妊娠に対して両親は異様なまでの拒否反応、
娘の意見に聞く耳持たず病気の治療という体で
ベビーバトンの施設に送り出す始末。
そこから14歳の少女の壊れていきかた、
なんでそんなに不運ばっかり起きてしまうのかというモヤモヤ…
家族とはなんなのかを考えさせられる映画。
血の繋がりが全てではないことを教えてくれる映画。
母親のあたたかさ、懐の大きさでもう最後の最後に涙でした。
余談ですが、不妊治療をしている友達がいてて
その子にこの映画を旦那さんと一緒に見てほしいと激推ししました。笑